【経営者さん必見】従業員への指導で優しさと厳しさとの違い。どうしたら社員のレベルアップに繋がるか

優しさと厳しさの違いを教えて下さい。と言われたらなんて答えるでしょうか?

かなり抽象的で難しい質問であると思います。

少し具体的に掘り下げていきましょう。

例えばあなたが上司で同じミスを繰り返した部下に対して「指導」をしたとしましょう。

これは優しさでしょうか?それとも厳しさでしょうか?

私は優しさと厳しさ両方であると考えます。

なぜなら指導した私の主観ではなく、指導された側の部下がどう感じたか?によって変わるからです。

自分ではなく、相手がどう感じたかで優しさなのか厳しさなのか変わるので自分では分からないというのが答えだと思います。

ここで「自分は優しさだ」と言ってしまうと独りよがりになり、優しさの押し付けになってしまうので注意が必要です。

人手不足が深刻な中、経営者さんにとっては人材の確保や社員のレベルアップが急務である会社は多いと思います。そんな中で経営者さんが社員を思って時には熱烈な指導があると思います。「なぜ分かってくれないのか?」「これだけ優しく丁寧に教えているのに」などと思うことがあるのではないでしょうか。

社員さんの中には成長を目指す人もいれば現状に満足し、変化を望んでいない方など考え方は様々です。

どうしたら良いか悩んでらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

私が会社内で実践していることはまず社員さんに考える力をつけさせるということをしています。

いきなり業務で考えろと言っても難しいと思いますので、まずは業務時間の始業5分間で毎週水曜日に清掃を行うことにしました。

最初は掃除をしろと言われて、みなさん困って机に座って話をしたり、グループになって固まることが多いと思います。

そして毎週、ぞうきんを持って毎回机の上を永遠に拭いている方もいるでしょう。

それで構いません。1カ月くらい後にヒントを出してあげてください。「清掃した後のぞうきんは真っ白かな?どこを掃除したら真っ黒になると思う?」と言って次週、見ていてください。

一人くらいがいつもと違う動きをし始めます。そしてみていると誰も掃除をしなかった場所を掃除し始めます。掃除が終わった後にぞうきんを見ると真っ黒に汚れています。

その方は掃除をするために自分でどこが汚れているか考えることができた方です。褒めてあげてください。そうすると1か月後、また一人違う動きをする方が出てきます。ぞうきんではなく、違う掃除道具を使うかもしれません。このように続けていくと変化が生じます。

その際に大事なのはなんで今までと違うところを掃除したのか質問することです。

自分で考えたことが言葉で帰ってきます。非常に論理的でなるほどと思える答えだと思います。

このように掃除だけでも論理的に考える能力がある社員さんを見つけることができます。

短期的には難しいかもしれませんが長期的に取り組んでいけば全員とはいいませんが成長する人材がいますので参考にしていただければと思います。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

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